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1919




2001年
コンピレーション盤
The Complete Collection

 1980年に結成されたイギリス出身のポジパン・バンド。キリング・ジョークのフォロワーとか言われるので、比較的入手しやすいこのベスト盤を聴いてみました。ギシギシのノコギリ・ギターに廃墟系のコード進行、ダカダカ・ドコドコのサイキックビート。これって・・・オイ、まんまキリング・ジョークじゃねーか。それも初期キリング。この似せっぷりはちょっとイエローカードもんですよ。さらに極めつけは、音階をなぞるような、なぞらないようなどっちつかずの吐き捨てボーカルがジャズ・コールマン2世(笑) さすがにニヤリとさせられる。これで万が一、まゆ毛が太かったら一発レッドカードで退場ですよ。まあでも変に電子音を乗せたりしないので許すとしますか。#17 「 Midas Touch 」 なんかはサックスを導入した微妙にロカ風味の曲で、この辺りはキリングには無い音楽性。ちょっと安心しました。
 あと余談だけど、この人たちウィキペディア(英)にも情報が全然載ってなくて、1919 ってバンド名でググってみても、年号に関するページばかりヒットして調べるのが面倒くさい! ああもういいや。
注目曲 : #9 「 Slave 」
 オレ的に、これはサビが来ない 「 Follow The Leaders 」 です(笑) 単調なんだけど地味にハマる。