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Alice In Chains


 シアトル出身のグランジ系バンド。初期はベタベタなハードロックをやっていたそうですが、徐々に暗黒面を漂わせたサウンドに変貌し、オルタナティヴ・メタルの名盤 『 Dirt 』 を生み出しました。と同時にメンバーのドラック中毒も深刻になり始め、2002年には遂にボーカルのレイン ( Layne Staley ) がオーバードーズにより死亡、バンドは自然解散してしまいました。しかし、2006年にはレインの後釜にアトランタのロックバンド Comes With The Fall のボーカル William DuVall を向かえ再始動。

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1990年
1st アルバム
Facelift

 準備中

Dirt

 グランジロックを代表する名盤として後世に語り継がれるであろう彼らの 2nd アルバム。なんせ一曲一曲の完成度が桁外れに高すぎです。コッテコテのハードロックをやっていたインディーズ時代の名残か、威勢の良いイケイケ感もあるにはあるんですが、全体としては救いようが無いほど重暗い空気が充満していて、ボーカルのレインはこのアルバムを出した頃にはすでに重度のドラッグ中毒だったらしい・・・。歌メロとかコーラスとかスゲェ奇麗なんだけど、健全な美しさには程遠く、ハモリの部分は幻覚で二重に見える視界のごとし。聴いてると頭がグラグラしてくる陶酔感は独特のもので、これは「地獄の底のBGM」というよりは、「葬送行進曲」のイメージに近い。スローテンポで一歩一歩墓場に吸い込まれていくのであります。ニルヴァーナが「破滅」なら、アリチェンは「陰陰滅滅」でしょうか。変わらねぇか。


1992年
2nd アルバム
推薦盤
注目曲 : #3 「 Rain When I Die 」
 これも美しいアリチェン節全開ですが、空へと突き抜けるメジャーコードのサビが珍しい感じ。ギターリフも印象的でGood。