Alien Sex Fiend
1994年 コンピレーション盤 |
Drive My Rocket ゾンビメイクなボーカルのニックとキーボード担当のクリスの異星人夫婦率いる英国のポジティヴ・パンク・バンドのベスト盤。80年代前半のゴス・シーンにてその名を馳せ、現在も細々と活動は続けているようです。生ドラムとドラムマシンを併用しながらベースレスというバンド編成らしく、同時代の他のポジパン系とは一味違う独特のグルーヴ感を放っており、パンクのモッシュピットから1歩外に出てダンスフロアに片足踏み入れたホラー音楽、といったところでしょうか。でも楽曲自体はど総じてロー・クオリティなのだ（笑） 打ち込みサウンドはチープでスカスカだし、ゴシック色も高校の文化祭のお化け屋敷さながらのB級感。ポピュラー・ミュージックを好まない人にとってはゴミくず同然でしょう（彼らに限ったことではないが）。ニックの歌い方も何つーか IQ 低そうだし。さすがにオリジナル・アルバムに手を出すのやめようと思いました。・・・が、しかしですよ、通して聴いてるといつの間にか私もエイリアン・ビートに合わせて足でリズムをとっているではありませんか。彼らの音楽星には得体の知れない引力がありますね。（万有引力は無いけど／笑） モノ好きなカルト音楽ファンは一聴の価値アリ。 |
| 注目曲 ： #3 「 Hurricane Fighter Plane 」 バカバカしくもフロア対応なノリノリの楽しさ。 |