Bad Religion
1990年 5th アルバム |
Against The Grain 西海岸パンクの最古参で、メロコア系バンドの始祖として Pennywise や NOFX や The Offspring をはじめ、エピタフ系を中心とする後のパンク・シーンで多くのフォロワーを生み出した人たち。「とうもろこしアルバム」と呼ばれ親しまれる彼らの代表作がコチラ。軽快な2ビートのリズムに乗せて颯爽と流れいくマイナーコードのクサメロ、そしてコーラスワーク。どの曲も哀愁のメロディーが際立っていて、大人の渋みというか、枯れた魅力すら感じさせます。ボーカルもまたシブい声で、パンクにしては珍しくキーが低く、シャウト無しでひたすら歌う歌う。それに合わせてギターもベースも常に正しく進行。リズムも計ったように2ビートでツッタン・ツッタン・・・・・というかこのアルバム、最後まで似たような2ビート曲が鬼のように続くもんで、まさに夕焼け千本ノック状態。頑固な職人みたいにこのリズムを死守するのであります。もし1曲目が気に入ったなら、アルバムまるごと気に入ることでしょうな。 |
| 注目曲 ： #1 「 Modern Man 」 メロコア全盛の90年代の幕開けを飾る名アンセムですね。マイナーコードの歌メロが素晴らしくキャッチー。 |