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Big Country




1983年
1st アルバム
The Crossing

 スコットランド出身の4人組の大ヒット 1st アルバム。これは U2 から反骨精神を抜き取ったような純朴ロックという感じですね。当時のパンクは聴いてそうだけど、「でも僕たちはパンクはやらないよ」みたいな好青年サウンドです。民謡の流れを汲む陽性のメロディ、乾いた響きのドラム、バグパイプを模して平たく鳴るエレキギターといった風に、至る所に彼らの地域性が表れていて、やはりそこがこのバンドの魅力。そして何よりも音楽をやることの喜びに満ち溢れています。人当たりの良さや革新色が薄めな様は、どこか米国のカントリー音楽にも通ずるものもあり。とはいえ、カントリー音楽の温かみとは違う涼しさがあることも確か。
注目曲 : #1 「 In A Big Country 」
 バンドの代表曲。イントロからしてそよ風吹くスコットランドの緑の大地。

 「 In A Big Country 」 の PV 。ボーカルのスチュワート・アダムソンは英国のパンクバンド The Skids の元ギタリストで、当時は U2 と比較される程の人気でした。2000年のバンド解散後は、各メンバーそれぞれソロ活動に転じましたが、翌年アダムソンは自殺。なんか、アルコール依存症だったとか。