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Buzzcocks


 英国マンチェスター出身のパンクバンド。ニューウェイヴやポップパンクの源流。 76年7月にセックス・ピストルズのギグの前座として事実上のデビューを飾っています。 ピート・シェリーと共にバンド結成の張本人であったハワード・デヴォート(vo)は デビューEP を自主インディー・レーベルから発売した後に脱退し、Magazine を結成。 それによってピート・シェリーがギターとボーカルを兼任。彼を含め、スティーヴ・ディグル(g)とジョン・メイヤー(ds)とガース・スミス(b)の4人は81年の解散まで不動のラインナップです。バンドは89年に再結成を果たすと、90年代以降も断続的に活動しているようです。

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1991年
コンピレーション盤
Operators Manual

 日本で初めて発売されたバッズコックスの CD がこちら、91年のベスト盤。12枚のシングルと3枚のオリジナル・アルバムから選曲されているので、収録された25曲は全てピート・シェリーによるボーカルで、ハワード・デヴォートは歌っていないはず。パンクロックといえど、80年代とは違って70年代のUKパンクはメロディアスで親しみやすかったりしますが、彼らの場合も例外ではありません。ギターサウンドは決して攻撃的にはならないし、歌メロは明るくポップ。激ポップ。ボーカルはいたずらっぽいコミカルな歌い方で、これがまた独特の存在感。ハードコアっ気は微塵もなく、どちらかというとポスト・パンクに一歩足を踏み入れている音楽性で、分家の Magazine ほどではないにせよ、アレンジもヒネリが効いてます。今聴いても全く古びていないので、最近のメロディック・パンクが好きなら、その影響源としてオススメのバンドです。
注目曲 : #11 「 Ever Fallen In Love? 」
 全英12位でバンド最大のヒット曲。メロディーの良さは群を抜いています。コーラスの絡みも絶品。