1999年 コンピレーション盤 |
Beyond Hypothermia 95年に結成された米国のオルタナティヴ・メタル/メタルコア系バンド。こちらはデビュー作であり、初期の音源をまとめたコンピ盤。近年の作品はメロディアスで聴きやすくなったそうですが、このアルバムは変拍子とテンポチェンジを多用した暴風雨ミュージック、これぞカオティック・ハードコア。メタリックな高速ギターリフはあっても、ノリ自体は遅めでスピードは控えめ。終始のた打ち回るようなイメージで、たった1分と同じリズムが続きません。ボーカルも取り憑かれたようにシャウトしまくりで血管ブチ切れ状態。こりゃ1回ライブをこなすだけで3キロくらい痩せそうです。特徴的なのは、常にジャケットのような猟奇的でオドロオドロしい雰囲気を漂わせつつも、まれに希望が感じられるエモーショナルな歌メロが飛び出すところ。難を言わせてもらえば、曲単位では起伏がある(というか、ありずぎる)のに、アルバム全体としてはメリハリがなく平板な印象を受けてしまうことでしょうか。音がウルサイのもあってか、ずーと聴いてると疲れてきました。 |
注目曲 : #1 「 Crossbearer 」 歌メロの部分は嵐の途中でにわかに青空が覗く感じ。 |