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Christian Death


 1997年結成、米国カリフォルニア出身のゴシック・パンク/デスロック系バンド。英国に Bauhaus あれば、米国に Christian Death ありき、みたいな存在で、彼らの登場以降カリフォルニアからは数多くのデスロック系バンドが登場しました。このバンド、もの凄くメンバーチェンジが激しく、1990年代には分裂状態にあったようですが、現在も存続している重鎮アーティストです。2007年には久々の新譜をリリース。

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1982年
1st アルバム
Only Theatre Of Pain

 アメリカの元祖ゴス・アルバムとして評価されるバンドの 1st 。パンク畑出身であることを示すバンドサウンドに、そこそこの疾走感と演奏のテンション、不吉な鐘の音に、キュルキュルと悲鳴をあげるギター。確かにギター音の発酵具合は海の向こうのバウハウスを彷彿とさせます。が、アメリカのバウハウス!的な先入観を持って聴くと、違和感あるかも。ここには「暗黒の美学」だとか「研ぎ澄まされた芸術性」みたいなものはあまり感じられず、栄養取らずにいたらとうとうオバケになっちゃった、みたいなテキトーな雰囲気です(オレ的に)。頭の上に輪っか(死人の象徴ね)を浮かべた脱力パンクってとこか。終始ヤツレっぱなしでヘナヘナ・メソメソと声を上げ続けるボーカルも実に個性的で、当時のアメリカでは革新的な音楽だったことでしょう。ゴス云々より純粋にパンクバンドとして聴いた方が面白い気もします。
注目曲 : #7 「 Romeo's Distress 」
 この曲イイね、メジャーコード主体で他よりポップでノリノリ。