Covenant
2002年 5th アルバム |
Northern Light スウェーデン出身の3人組シンセポップ／フューチャーポップ系ユニットの 5th アルバム。かつて新宿に存在したカルトCDショップ「GOLD」が閉店する前に「せっかくだから何か買っとくか〜」ってなノリ一発で購入した記念品です（オイ）。作風的には、寂寥感・暗黒面を湛えたシンセサウンド ＋ ボディビート ＋ デペッシュ・モードとシスターズ・オブ・マーシーを融合したような人工的耽美ボーカル、といった今時の EBM ですね。多いよな〜この界隈にこの手のボーカル。そこそこノレる4つ打ちビートが支配する曲が半数、あとはスローテンポの曲が占める内容で、とことん制御された完全デジタリィなサウンドスケープ。血の気が伝わらない凍結ジャケも、この作品の音楽性を的確に表現していると思います。フューチャーポップというには音使いが地味で、ピポピポなシンセが VNV Nation を彷彿とさせる #6 「 We Stand Alone 」 なんかは、むしろ異色の曲。・・・まあしかし、これといった見せ場も無く、釈然としない暗〜い（笑）歌メロがタラタラ続き、後半に差しかかる頃にはこっちの集中力がフェードアウト。ということで、残念ながらお蔵入りでした。あとどうでもいいけど、バラード曲の #4 「 Invisible & Silent 」、メジャーコードのコーラスが妙に感動的なのはまあいいとして、ラストでキーを半音上げるのはヤメレ（笑） 恥ずかしいよ。 |
| 注目曲 ： #2 「 Call The Ships To Port 」 かなりズムズムいってる最速哀愁チューン。サビでシンセが入り込んできて微妙にチャラくなる所がいかにもな感じ。それなりにフューチャーポップ好きのツボは突いてくるがな。 |