Dismantled
| ロシア出身の Gary Zon によるワンマン EBM ユニット。 この界隈ではかなり注目を浴びている期待の新星みたいで（つっても、もうアルバム4枚出してるが） 最近ではタワレコの店頭で見かけたりと、Metoropolis 系にしては珍しい出世ぶり。 トレント・レズナー風のボーカルも相まって、しばしば Nine Inch Nails が引き合いに出されますが、 影響源としては Front Line Assembly を挙げているようです。 |
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2006年 3rd アルバム 推薦盤 |
Standard Issue Dismantled の知名度を一気に高めた人気作 3rd アルバム。全体像はメロディアスなインダストリアル・ダンスといった印象で、ノリはタイトでハード、サウンドはノイジーでアグレッシブ、そして歌メロは素晴らしくキャッチーで哀愁満載。中でも、歪みまくったシンセの音使いと、正気と狂気がせめぎ合う変態的なボーカルスタイルがキラリと個性を放っていて、ありがちな今時のフューチャーポップ勢とは一線を画しております。何つーか、直接分かりやすい形ではなく、どことなく「死」を連想させる退廃的な世界観がイイんだな。精神病患者が病室で眺め続ける天井の真っ白い壁、この白い壁から妄想が膨らむ終末的情景！（妄想／笑） そして何より、曲一つ一つが恐ろしく完成度が高い高い。気持ちよく踊れるダンストラックからバラード系まで手抜き無し。さすが各所で絶賛されるだけあって、久々にハマったーって思えるインダス系アルバムでした。 このアルバムは全作品の中では最も聴きやすいそうですが、ライブ映像とか見てみると凄いですよ、ポップな歌メロは何処へやら、ボーカルさん Skinny Puppy 顔負けの発狂ぶりで、もはやダークエレクトロの域。でも元々ルーツがあっち方面であることを考えれば納得ってやつです。 |
| 注目曲 ： #1 「 Anthem 」 これは正直ヤバイ。序盤〜中盤の心地よい反復といい、後半のメロの盛り上がりといい、終盤のキモさ加減といい、カッコ良すぎる。おそらく2007年で最もヘヴィロテした曲です。 |