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Disturbed


 97年結成、シカゴ出身の4人組ヘヴィ・ロック・バンド。 強靭なサウンドもさることながら、目玉は何といっても 圧倒的な歌唱力を誇るボーカル、デイヴィッド・ドレイマンの存在。つーるつる。 この人が加入してからバンドは Disturbed と名乗るようになりました。 本格的なブレイクのきっかけは00年、01年と2年連続の OZZFEST への出演で、 その際彼らは、かのオジー・オズボーンをして「メタルの未来」と言わしめるほどの 素晴らしいパフォーマンスを披露。 最近では Bov Jovi を抑えて全米1位を記録するほどの人気ぶりで 米国ロック・シーンにおける最重要アーティストの一つといえましょう。 逆に米国以外では、そこまで熱狂的支持を集めていない気もする。どうなんでしょうか。

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2000年
1st アルバム
The Sickness

 全米で250万枚以上を売り上げたデビュー作。サウンドは昨今のヘヴィロックのそれで、メタルっぽいピロピロのギターソロはありません。所々サンプリングやデジタル・サウンドが隠し味としてアクセント。だが、音階の頼っている割にはメロディーセンスは微妙だし、スピードが遅くてかったるいのも難点。だから個人的には楽曲自体には魅力を感じません。ディスターブドの携帯着メロなんか超イラナイ。しかし、その欠点を埋め合わせて、本作を一流のヘヴィロックに仕立て上げているのがデイヴィッド・ドレイマンのボーカル。早口でラップしたり、恐喝するように怒鳴ったり、魔物のようにシャウトしたりと、もう比類なき喉力です。つうかこの人、叫び方おかしくね? 「オゥ、ア・ア・ア・ア!!」なんてフレーズは初耳だわ。聴いている時は呆気にとられてしまうが、後で電車で座っている時なんかに思い返すと、地味に笑いがこみ上げてきます。彼のボーカルは一聴に値します。
注目曲 : #3 「 Stupify 」
 冒頭のラップは超寒い。あと、いちいち「Fuck!」とか叫ばない(笑)