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Dropkick Murphys


 96年結成、アイルランド出身のパンク・バンド。 彼らのお国柄と労働者階級臭さがサウンドに反映されているのが特徴ですが、 大所帯で陽気に大騒ぎするゆえに「パーティ・パンク」と呼ばれることもあります。 でもこれ、割と蔑称っぽいので、本人達の前では口にしない方が無難です。 Rancid のティムに見いだされ、スカ系を多く擁する“ヘルキャット”レーベルからデビューしました。

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2001年
3rd アルバム
Sing Loud, Sing Proud

 バグパイプ&マンドリン奏者が加わって7人編成となったマーフィーズの 3rd アルバム。アルバムのタイトルが雄弁ですが、その心はやはりアイルランド魂とパンク魂の無理矢理ちゃんぽん。もう汗臭い・男臭いったらありゃしない。力まかせのギターに、マンドリンや笛の音が乱入して、おまけにバグパイプがウェーウェーはやし立てたりで、まるで酒場のドンチャン騒ぎです。ボーカルもビールを飲みすぎて潰れたような声で、応援歌のようなメロディーを元気良く歌いまくり。試合に勝てば祝杯に酔いしれ、敗れてもヤケ酒を飲んだくれる。まさにそんな感じで、1曲目からラストまでテンションが常に最高潮。だから、こっちのテンションがちょっとついていけません。5曲ぐらい聴いたらもう、ヤカマシイ!って気分。でもこの人たちホントに素で楽しそうに演奏してるので憎めませんな。きっとピュアな心の持ち主なんです。まあ、このアルバム、パンク音楽としては独創性はメチャメチャあるけど、普遍性は全然ない、といったところでしょうかね。
注目曲 : #1 「 For Boston 」
 のっけから2ビートで爆走して気分は一気にアイルランド。てか、これ原曲は何でしたっけ?