ドイツから現れたヴァイキング・メタルバンドの新星。メインストリームでの知名度では全然まだまだですが、一部のメタラーの間では注目度上昇中。 その理由の一つは・・・バンドの紅一点ベーシスト Sandra Völkl の存在。 この娘、下で紹介する 1st アルバム発表時はまだ18歳。ってか、18歳ってまだ高校生じゃないですか! 女子高生がヴァイキング・メタルって、ドイツは凄い国だなあ。 |
2005年 1st アルバム |
Turis Fratyr ヴァイキング・メタル界の注目の新人、エクリブリウムの 1st 。 ゴージャスなシンセオーケストレーションとクサクサなメロディーを炸裂させながら、 どこかの Sonata Arctica みたくドコドコキラキラとバカみたいに疾走するメロディック・シンフォニック・スピード・ヴァイキング・メタルは(長い)、 旅の仲間とともに伝説の秘宝を求めて恵みの大地をひた歩む、そんなベタなシチュエーションを秀逸なジャケ絵からも連想させる壮大な一大絵巻。 なんせ一度聴いたら忘れないであろう強烈なインパクト・即効性もさることながら、お決まりとはいえ郷愁をさそうフォーキーな笛の旋律が良いっすね。 サウンドはシンセの比重が高い分、ギターリフの存在感が弱いので、ヴァイキング系らしい無骨さとか勇猛さが削がれそうだけど、 そこはジャワジャワのデス声 (ドイ語) で突っ走り、時々 「イアァァァァァァ!!!」 って元気良く絶叫するボーカルでしっかりカバー。 あとは、ワンパターンな盛り上げ方が改善されれば、ヴァイキング世界の天下統一も夢ではないかも! |
注目曲 : #4 「 Widars Hallen 」 下を参照。 |
4曲目 「 Widars Hallen 」 。曲の後半部がダレるのが惜しいけど、8分を超える大作系キラートラックです。アルバム・バージョンだと、 終盤は嵐の後のような美しい静寂に包まれるのだ。てかこの曲、笛のイントロ最強過ぎだろ! このイントロにヤラれたせいで、思わずダウンロードのアイコンをクリックしてしまった(笑) 買う予定無かったんだけどなー。 |