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Gary Numan




1979年
2nd アルバム
The Pleasure Principle

 元 Tubeway Army の自閉アンドロイド、ゲイリー・ニューマンのソロ転身第2弾アルバム。ペラペラのシンセサイザー、ブリブリのベース、スカスカの生ドラムを中心に構成されたエレポップ/テクノで、さすがに今聴くとチープな響きなんですが、可愛げがあって良いです。よくよく考えると同時代のクラフトワークも似たような音を出してます。古典ってやつですね。作風は当時最先端のテクノロジーで仮想宇宙を精一杯表現した感覚で、シンセのメロディーはファンタジックで浮遊感たっぷり、リズムもロボットみたいにぎこちないです。ニューマンの歌唱は感情控えめで、映画 『 スターウォーズ 』 シリーズに登場する C3-PO がこんな声出してたっけ? 鼻にかかった変な声です。そんな本人のキャラクター性がウケたこともあって、このアルバムは全英1位を獲得、シングル曲 「 Cars 」 は米国でも9位にまで上昇する大ヒットに。あとシュールなジャケットもいいですね、宇宙と交信しているのでしょうか?
注目曲 : #9 「 Cars 」
 曲の後半では例のリフをアホみたいにリピートするんだが、これがまた楽しい。因みに管理人は Fear Factory によるカバーで先にこの曲を知りました(笑) ゴスメイクの中年ゲイリーが PV に友情出演しています。