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GBH


 英国バーミンガム出身の大御所ハードコア・パンク・バンド4人組。 他に同名バンドがいたので、最初は 「 Charged GBH 」 というバンド名でした。 「ヘヴィ・メタルを下手にやったらこうなる」という迷言を携えて 80年代初頭の UK ハードコア・ムーヴメントの中から登場。 ロックンロールをベースにした、どこか日常的で親しみやすいサウンドは とことんアングラで破壊的な他のハードコア系バンドとは一線を画すもので、 彼らは後にアメリカにも進出して海外でも人気を得ました。 2000年代に入ってもCDをリリースしているし、未だ現役でライヴ活動しているようです。

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2002年
コンピレーション盤
The Punk Singles 1981-1984

 初期の楽曲を集めたベスト盤。まさに古典的な UK 髪立てパンクのオンパレードで、トゲトゲの革ジャンを身にまとって、霧の中から特攻サウンド! オリャァァァー!!ってイメージです(笑) 単純なギターリフを伴ってツッタンツッタンって繰り返すハードコアで、基本2ビートでガンガン飛ばす訳ですが、あまり先鋭的になりすぎない The Damned と同等レベルの穏健中速2ビート。同時代の Discharge と比べたら全然軟派で聴きやすいです。Conflict にはかなり似てますが、ボーカルあんなに怒ってないし、政治マニアでもないです。上述したように8ビートで進む #19 〜 #21 なんかはロックンロール的なノリ。ボーカルは決してメロったりはしませんが、ハードコアとは違った親しみやすさがあります。UK ハードコアの源流という価値だけでなく、今聴いてもこのプリミティブな魅力には十分惹きつけられます。
注目曲 : #15 「 Give Me Fire 」
 全英69位を記録したヒット曲。それだけあって親しみやすい方。ハードコア・パンクでナショナル・チャートに食い込むバンドは珍しかったのでは。