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Godflesh


 元 Napalm Death の Justin K. Broadrick を中心に1988年に結成された英国のユニット。インダストリアルでドゥーミーでハードコアでデスメタルな超硬派サウンドを武器とする、この界隈の大御所アーティストです。 Justin はサイドプロジェクトを幾つか掛け持っていましたが、 2002年の Godflesh 解散後、Jesu なる新バンドを始動。 近年はエクスペリメンタルで音響的な「美しいヘヴィネス」を追求しているようですね。

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1996年
4th アルバム
Songs Of Love And Hate

 ゴッドフレッシュ1枚聴いてみました。4th アルバムです。凄いですよコレ、のっけからドスン! ガシャン! てなジャンクな打撃音で始まって、その後はガチガチの超重量級ギターリフとデス声吐き捨てボーカルを伴って、基本スローテンポなリズムトラックがひたすら繰り返されるという、最左派なポップミュージックが満載。レーベルメイト Pitchshifter の 2nd をもっと硬く重く、そして単調にした感じですが、何つーか、マジひでぇ単調だなコレ(笑) 1曲に1本、良くて2本の無機的ギターリフ、Aメロ Bメロなし、無論サビなどございません。音にウマ味がねー。ダリー。・・・てな勢いで、第一印象は悪くなりがちですが、聴いてるうちにこれはかなり良いアルバムな気がしてきました。このヘヴィノイズに埋もれる気分は、場合によっては最高に心地よく、展開も正真正銘のループ状にならないよう配慮されてるし、微妙にゴシカルな香りもする。あと、このアルバムから新しくドラマーがバンドに加入したそうで、生ドラムと打ち込みを使い分けているのか、曲によってリズムトラックの感触が違っていたりもします。名門インディレーベル 「 Earache Records 」 万歳だネ。
注目曲 : #10 「 Frail 」
 他で埋もれて油断すると気付きませんが、この曲の美しさは別格。ギターリフとコード進行が実に感動的で、さっきまで吼えまくってたボーカルも何気にクリアー声でメロってやがる。後の Jesu の雰囲気に近い感じで、分厚い暗雲の割れ目から降り注ぐ一条の光。