2004年 4th アルバム |
Wrack And Ruin 93年結成、メキシコ出身のダークエレクトロ/EBM 系 2人組ユニットの 4th アルバム。この人たちは、スキニー・パピーを源流とする古来のダークエレクトロ・サウンドに、クラブ受けを意識したダンスビートを持ち込んで、一躍シーンで人気を獲得したそうですね。本作でもアゲアゲなリズムトラックは顕著で、そこにホラーテイストをふんだんに盛り込んだシンセサウンド、攻撃的ノイズにサンプリング、そしてウゲウゲ・ザワザワ声の悪魔ボーカルが乗っかる構成。随所で飛び出すリード音的な上ものメロとタイトなビートの感触はトランス系のサウンドにも通ずるものがあります。アルバム前半は高速4つ打ちビートが支配する展開で、やっぱりノレることは正義じゃー!って思ってみたり。さすがに後半になるとにテンションも落ち着いてスピードも低下、ダークアンビエントなインスト曲もあったりします。全体のムードが徹底的にホラー色で染まっている分、方法論的には似てきてしまうのですが、クオリティは高いし、即効性が高いのも嬉しいところ。ダークにノリノリ、良い! |
注目曲 : #2 「 Tales From The Third World 」 金属音とか女性の悲鳴とかモンスター(?)の唸り声とかが入れ混じった超不気味なイントロから高速ビートが炸裂!こいつはカッコイイ! はまりました。 |