1997年に結成されたノルウェー出身のフューチャーポップ系ユニット。 同郷の先輩 Apoptygma Berzerk のサポートアクトを務めたりしながら知名度を高め、今やこのジャンルを代表するアーティストの一つとなりました。 ちなみにボーカルの Andy LaPlegua はサイドプロジェクトでの活動もお忙しいようで。 |
2000年 1st アルバム |
Serenity Is The Devil ジャケットが白いのはやっぱり Apoptygma Berzerk の影響か?とか思いたくなるフルレングス 1st 。 エレクトロ大国たるドイツのオルタナティヴ・チャートで上位に食い込むなど、フューチャーポップ界の新鋭として一躍注目を浴びた作品だそうで、 同時期の Apop や VNV と比較しても技巧的に全く引け劣るところがなく、とても新人とは思えない安定したクオリティーです。 全編に渡って近未来的なサイバー・ハイテク・ダンス・サウンドでガンガン飛ばしまくりで、 #2 「 Regret 」 や #5「 Former Self 」 といった正統派フューチャー・トラックは確かにカッコイイ。 が、VNV や Apop で堪能できるような哀愁メロディーは控えめで、機械的に制御された冷徹さが個人的には物足りませぬ。 ボーカルも Ronan Harris や Stephan Groth のような甘〜い歌心は無く、ちょっと地味な感じ。 オレはもっと感動したいんだぁぁ!と思う管理人のような人間にとっては少々欲求不満かもしれませんが、 フューチャーポップという狭い世界では十分名盤指定です。これはこれで。 |
注目曲 : #7 「 Situations Like These 」 "Computer Girl" なる女声ボーカルが悲しく歌う異色のストリングス系バラード。 まあ、この手のは割とよくある感じだけど。Assemblage 23 の 『 Storm 』 の最終曲もこんなんだったっけ? |