1990年 2nd アルバム |
Ritual De Lo Habitual LA 出身のオルタナ系ハードロックバンドのスタジオ2作目。ジャケ絵がキリスト教を冒涜するとして物議を醸したそうです。中身の方はというと、アルバムの前半は豪快なハードロックナンバーが続き、ファンクを感じるギターは猛烈で縦横無尽。あれ、予想していたより明るいな、と思ったら、6曲目からにわかに日が陰り、テンションもやや落ち着いた感じに。後半は5〜10分と長めの曲が多く、不協和音を交えたサウンドは壮大で深遠でアーティスティック。行儀悪く騒いでいたボーカルも、それに合わせて歌い方を変えています。なかなか引き出し多いですね。散らかり具合と統一性の絶妙なバランスや、何か腹に一物ありそうな歪んだ音、そしてジャンルの枠を超えた自由な発想力。この傑作アルバムを出した後バンドは一旦解散、その後は再結成したりまた活動停止したりで、結局現在は活動中っぽい。 |
注目曲 : #8 「 Of Course 」 民族音楽風でアラブ系のメロディーをフィーチャー。しかしベタに陥ることなく、アルバムに自然に溶け込んでいるところがスゴイ。 |