ベルギー出身のインダストリアル/ EBM ユニット。 知名度は低いものの、EBM というジャンルの提唱者である同国の Front 242 とほぼ同時期に活動を始めたこの界隈では最古参のアーティストの一つで、どうやら現在も活動しているようです。 中心人物の Marc Verhaegen は一時期 Bill Leeb 率いる Noise Unit にも在籍していました。 |
1990年 EP |
Black Leather 90年にリリースされた3曲入り EP で、CD 版はボートラに過去作品から11曲を追加収録しているコンピ盤のようなアイテム。 単音シンベをまとった打ち込みビートの上にノイズやパーカッションが乗り、そこに濁声ボーカルが絡む Old School EBM / Industrial サウンドは、 時代を感じさせるアングラ〜な代物。 やはり Front 242 にも相通ずる点も多いのですが、ノレそうでノレない変則的なリズムトラックが一際目立ち、 Front 242 のように単純には踊れないのが彼らの特徴でしょうか。 音質自体はチープでスカスカ、起伏に欠けるループ状の展開がメインで無論サビることもないので、広く市民権を得るにはさすがにマニアック過ぎますが、 今聴いてもカッコイイ曲も幾つかあるので、この手のジャンルのルーツを探求したいマニアの方は聴いてみる価値はあるかと思います。 |
注目曲 : #2 「 Black Leather 」 これはなかなかカッコイイです。暗く影を落とすシンセのベールが初期 Skinny Puppy にも近い雰囲気。 |