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Machine Head


 1992年結成のカリフォルニア出身のヘヴィロックバンド。Roadrunner Records を代表するバンドの一つです。 ボーカルの Robert Flynn は元々 Vio-lence (← ベタな名前やな)なるスラッシュメタルバンドでギタリストとして活動していたこともあり、 初期の音楽性はスラッシュ色が強いです。

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1994年
1st アルバム
Burn My Eyes

 後に露骨にリンプ系に走って時代に吸収される彼らですが、当時はヘヴィシーンの先頭集団の一翼を担う存在でした。Slayer の先鋭さと Korn の重さを融合し、ロードランナーお得意の悪の空気で満たした、文字通りのニュー・メタル。時にガガッガガッと重厚に迫り、時にザクザクと切り裂き、ソロパートでは猛烈に唸りを上げるメタルギター。イントロなんかではアルペジオ調のクリアーサウンドを鳴らしたりと、見せ場なかなか多いです。しかしこのアルバムの肝は何といってもドラム。疾走2ビートや直線的なブラストパートを織り交ぜた、緩急のあるリズム展開が素晴らしく、時々「うおーキタァァァァ―!」って勢いで凶暴化するドラムワークが楽しい楽しい。ボーカルは半デス声と悪の歌メロを使い分けで、フィアファクの Burton C. Bell にも通ずるものあります(フィアファクは悪の歌メロではありませんが)。ってか、以上の音楽性は Slayer の 5thアルバムで既に完成されていることを考えると、今さらながら Slayer は偉大だな〜と思ってみたり。話は逸れましたが、この手の音楽がすっかり過去の産物となった今でも、本作は十分カッコイイです。
注目曲 : #3 「 A Thousand Lies 」
 このアルバムで特にキャッチーな曲です。ダークなギターリフと疾走ドラムのコンビが良い。あと、ボーカルの口調にヒップホップ化の息吹を感じます。