Metallica から追い出されたデイヴ・ムステイン ( Dave Mustaine ) が1982年に結成したスラッシュ・メタル・バンド。 バンド名は、核兵器の威力、あるいは同一の死因による死者数の単位を表す 「メガデス ( Megadeath )」という言葉にちなんで命名されたものです。 いわゆるスラッシュ・メタル四天王の一角を形成する人気バンドとして一時代を築きましたが、 2002年にムステインが腕の故障を理由に突如脱退を表明、バンドは解散しました。 と思ったら、2004年に復活して現在も第一線で活動中。 なお、アルバムのジャケ絵に頻繁に登場する骸骨のような生き物は バンドのマスコットキャラで、ヴィック・ラトルヘッド ( Vic Rattlehead ) という名前だそうな。 |
1986年 2nd アルバム |
Peace Sells...But Who's Buying? 初期の傑作 2nd アルバム。タイトルは「インテレクチュアル・スラッシュメタル」の名に恥じぬ問題提起のセンスです。んで音の方は、四天王の他のバントと比べるとやや地味で陰湿。爽快感はほどほどで、トゲトゲした攻撃力が目立ちます。ザクザクと細かく刻まれるギターリフは職人芸。ボーカルのムステインですが、喉から搾り出すような歌唱は迫力や華やかさの点ではもう一歩か。まあ彼はもともと根っからのボーカリストではないので仕方ない。ドラムは明快な2ビートをあまり使わず、ミッドテンポの中にバスドラ連打の高速パートを織り交ぜる、といった具合なので、アルバム全体の速さはさほどでもない。きっとこのバンドの持ち味は動物のように突っ走るのではなく、押したり引いたりして聞き手を揺さぶることなんだと思います。 |
注目曲 : #2 「 The Conjuring 」 戦慄のイントロ。ってほどでもないか。中盤は高速バスドラ連打で攻め立てます。 |