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Necro Facility


 2001年に結成されたスウェーデン出身のダークエレクトロ/インダストリアル系ユニット。 構成メンバーは、演奏担当の Oscar Holter とボーカル&作詞担当の Henrik Backstrom 、そしてセッションプレイヤーの Cristopher Hedstrom の合計3人。 21世紀版 Skinny Puppy とも言うべきダークサウンドが一部のインダスファンの間で評判です。

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2005年
1st アルバム
The Black Paintings

 インダストリアルは好きか!? ボディ・ミュージックは好きか!? ダークエレクトロは好きか!? それなら Necro Facility を聴けーっ!!(笑)  てな勢いでこの手の音楽ファンのニーズにバッチリ応えること請け合いの彼らの 1st アルバム。 管理人は先に 2nd アルバムを入手して、あぁ、この 1st アルバムもどこかで落ちてないかしら〜って探していたところ、友人 mon 氏から音源いただきました。(毎度サンクス)  基本的には次作同様、中期スキニー・パピー Made in 21st Century とでも言うべき懐古サウンドで、 緻密に作りこまれたリズムトラックにダークで分かりやすい演出と、パピー・ファン垂涎ものの一枚。 総じて 2nd アルバムより若干マニアックで似た感じの曲が多いので個人的には 2nd の方を推しますが、こっちも無条件でお気に入り。
注目曲 : #10 「 Dead Ice 」
 中速で進む明快なダンスビートがパピーの 「 Rodent 」 を彷彿とさせる!

The Room

 インダス界の新星にて、御大スキニー・パピーの真正フォロワー(歓喜!)、Necro Facility の 2nd アルバム。 そんな噂を耳にマイスペで試聴したら一発感電して、 うわ、1st アルバムは入手困難だけど、この 2nd はどんなことがあっても絶対買おう!って心に決めました(笑) Ogre 直系のウゲウゲ声ボーカルに、ホラーテイスト満載の不気味サンプリングやジグザグに進む変則的リズムトラック、 ケミカルな空気を醸すピコピコシンセにシンセストリングスの暗黒的な旋律美、 さらには後半に行くほど曲調がマニアックになるアルバム展開や、青緑色に発光するレントゲンジャケまでひっくるめて、 もうこれは・・・かの名作 『 VIVIsect VI 』 の現代版リメイクと断言しちゃいましょう。 80年代インダストリアルの手法を引き継ぎつつ、今風の洗練されたエレクトロニクスで構築・再現したサウンドは、 アングラっぽさと明快なポップネスの程よい塩梅を保ちながらこの手のリスナーのツボを確実に付いてくる感じで、 一曲一曲のクオリティもやたら高く、個人的には最近のスキニー・パピーの作品より全然好きになれます。 ベタベタなフューチャーポップや安易なダンス系 EBM に流れがちな昨今のインダス界において、この人たちは一際異彩を放つ貴重な人材ですな。 これからの活躍に激期待。


2007年
2nd アルバム
推薦盤
注目曲 : #3 「 Tuxedo 」
 今度はイントロの透明感溢れるシンセ音がパピーの 「 Testure 」 を彷彿とさせる!