1987年 1st アルバム |
That Total Age 80年代前半にダグラス・マッカーシー、ボン・ハリス、ディヴィッド・グッディの3人が結成した英国の EBM 系ユニット。ポストパンク/ニューウェイヴの流れから登場した人たちで、2nd アルバム以降は大人しくなってしまうようですが、この 1st アルバムはマジで傑作、ハードコア・パンク魂が吹き込まれたミニマルでハイテンションな EBM 作品です。全体的に BPM が高いことに加え、ひっきりなしに叫びまくるボーカルが圧巻。んでもって、サウンド自体はドラムマシン + シンベ + メタルパーカッションという構成で、ひたすらループ状に展開するというシンプルの極み。これはドイツの DAF にも通ずる方法論で、哀愁も無ければ享楽的なメロディーもありません。ニューロマ系エレポップの対極に位置するような「武闘派テクノ」は、筋トレの BGM に最適。当時「過激すぎて30分以上のライブができない」と評判だった彼らの音楽ですが、CD 聴く限りそれはさすがに言いすぎじゃねーか? |
注目曲 : #3 「 Murderous 」 挑戦的なシンベのメロディーの繰り返しで進むダンサブル楽曲。メタルパーカッションが最高。 |