アメリカはテネシー州出身のオルタナティブ/ポップパンク・バンド。女性ボーカルのヘイリーちゃんが若くて元気でアイドル的な人気のあるバンドです。 エモ/ポップパンク系を数多く擁するレーベル Fueled By Ramen から2005年にデビューしており、 先立って成功を収めたレーベルメイトの Fall Out Boy の弟分として紹介されることも。 |
2007年 2nd アルバム |
Riot! 出世作の 2nd アルバム。よくある青春ポップパンクだろうと思って聴いてみたら、まあ実際そうなんですが、これがなかなかハマります。 晴れ晴れしたメジャーコードで突っ走るアッパーチューンは爽快度抜群で、特に #4 「 Misery Business 」 は印象的なリフとサビのキャッチーな盛り上がりが白眉の出来。 ちなみに、この時点でヘイリーちゃんはまだティーン・エイジャーで、そのためアヴリル姉さんと比較されることも少なくないようですが、 ボーカルとしての力量も評価が高く、ギター音も Kerrang! 誌の表紙を飾るだけあって軽過ぎず、でも重過ぎず。 洗練されたサウンドの中にもアメリカ南部の田舎臭さみたいなものを微妙に感じさせ、それがまたチャームポイントになっている気もします。 |
注目曲 : #7 「 Miracle 」 この曲もプッシュ。アメリカ南部の砂ぼこりを撒き散らすドライブ感がイイ。 |
Brand New Eyes 前年に本作収録のシングル曲 #12 「 Decode 」 が大ヒットしたハリウッド映画 『トワイライト』 に提供されたこともあってファン層をさらに広げ、 全米2位、全英1位の大躍進となった 3rd アルバム。 この陰りを帯びたパワーバラード 「 Decode 」 の存在もそうですが、#2 「 Ignorance 」 の捻くれた展開や、 #6 「 The Only Exception 」 の心温まるアコースティックサウンドが示す懐の広がった表現力は、 バンドの上昇気流をストレートに体現したような前作には見られなかったもので、これはある意味妥当な進化にも思えます。 動と静のバランスやマイナーコードを用いたアクセントの付け方も上手く、それでいてポップパンクのポップパンクたる、スカッと弾けるような疾走感も健在。 #4 「 Brick By Boring Brick 」 の パラッパッパ ラッパッパ〜ラ〜♪ てな能天気なコーラスはライブでシンガロング必至ですな。 |
2009年 3rd アルバム |
注目曲 : #2 「 Ignorance 」 チャラッチャラッチャ てなイントロが一度聴いたら忘れない疾走シングル曲。曲調がどこか英国譲りなセンスではないかと。 |