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Patricia Morrison


 元 The Sisters Of Mercy の女性ベーシスト、として最も認知されているロサンゼルス出身のパンク・ミュージシャン。 1996年に The Damned に加入して、その後ボーカルのデイヴ・ヴァニアンと結婚。2004年に女子を出産して実質的に音楽界からリタイアしました。 1994年にソロアルバムを発表しているのでご紹介。

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1994年
1st アルバム
Reflect On This

 パトリシア嬢がシスターズ脱退後にリリースした唯一のソロ作品。シスターズ時代の PV で得意げに披露した華やかなビューティーフェイスとは裏腹に、 中身の音楽の方はショービジネスの煌びやかさとは無縁のクソ地味なオルタナ系デスロック (≒ ゴシック・ロック) でした(トホホ)  いや〜、オレは勝手にシスターズの 2nd 収録シングル 「 Dominion 」 とか 「 This Corrosion 」 みたいな ノリノリ・ゴシック・ディスコを期待してたんですけど。ヘイヘイ!ナウナウ!ってね。でも違ったわー。 泣きが入った #5 「 Saviours 」 なんかはシスターズの 1st との接点が見出せ、女性版シスターズと言えそうな部分もありますが、 基本的にはグダグダのスローテンポで進むリズムと歪んだギターサウンドの取り合わせがことのほかグランジィな感じで、 その辺りは時代の空気を反映しているのかもしれません。 パトリシアのボーカルは微妙にドスの効いた素人っぽい歌声で、残念ながらボーカルとしての魅力には欠けます。 隠しトラックを含めて全8曲、収録時間35分というボリューム的にも物足らずで、さすがにマニア向けアイテムという印象は禁じ得ませんでした。
注目曲 : #7 「 D 」
 他と違って、この曲はピアノ音とピコピコ電子音が延々と続く暗めのインストです。