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Sepultura




1991年
4th アルバム
Arise

 ブラジル出身のヘヴィメタルバンド、セパルトゥラの初期の代表作 4th アルバム。 マンネリ気味だった当事のヘヴィメタル・シーンに新たな活力を注入した、疾風怒濤の傑作スラッシュ・メタル・アルバムです。 研ぎ澄まされた2ビートに乗せて鬼のように押し寄せるギターリフにはもうブッ飛ばされまくり。 ついでに時々放たれるバスドラ連打にもブッ飛ばされる。地獄の炎に包まれてひたすらデス気味でシャウトするボーカルには、心の雑念を浄化する作用がありそう。 何つーか、出す音全てが筋骨隆々な修行僧さながらの質実剛健ぶりで、ちょっと指一本触れただけで100mすっ飛ばされそうな迫力が漲っている。いや〜スゴイ。 ミッドテンポの曲については印象は薄めですが、それでもスラッシュメタルのファンなら、 セパルトゥラの作品の中では名盤 『 Roots 』 に同等に評価しているのではないでしょうか。
注目曲 : #1 「 Arise 」
 背後から襲い掛かるようなボーカルの歌い始めが鬼カッコイイ。

Roots

 ボーカルのマックスが在籍する体制としては最終作となる 6th アルバム。 初期のようなスラッシュ・メタル路線から離れ、重さとリズム感をとことん突き詰めることにより、ラウド界の横綱へと登りつめた名盤アルバムです。 つーか、この内容で17曲77分というボリュームも横綱級。ハイ降参。 本作ではブラジルを代表するパーカッション奏者、カルリーニョス・ブラウンと共演を果たしたことが示すように、 全編を通じてトライバルなリズムが強調されています。前半の曲は Slipknot の音楽性にも近め。 しかし彼らと明らかに違うのは、やはりブラジル出身ということもあるのか、原始的・民族的なグルーヴ感を武器に、 より本能的なエネルギーで攻めてくる感じで、理屈云々抜きに魂が揺さぶられそう。#11 や #12 なんかは普通にワールド・ミュージックです。 やはりロックと民族音楽を融合させたバンドには当たりが多いですね。 


1996年
6th アルバム
推薦盤
注目曲 : #4 「 Ratamahatta 」
 「ハタマハタマタタタタ・・・」 とカルリーニョスが唸る横でマックスは完全燃焼。ユニークで最高! 横ノリのグルーヴ感も最高。