女性ボーカルのアン・マリー ( Anne-Marie Hurst ) を擁した英国のポストパンク/ゴシックロック・バンド。前身のバンドを経て1982年に結成され、シスターズ・オブ・マーシーのサポートバンドを務めるなどして知名度を高め、スージー・アンド・ザ・バンシーズの後継者として期待されました。しかし 2nd アルバム発表後にアン・マリーが脱退、ボーカルをカトリーナに代えてメジャーに進出するも、すぐに頓挫してバンドは解散することに。一方のアン・マリーは元シスターズのギタリスト Gary Marx と共に Ghost Dance を結成してそれなりに成功を収めることになります。 なお、スケルタル・ファミリーは長い沈黙を破り 2002年に新しい女性ボーカル、クラリーを迎えて再結成。2005年には新作もリリースし、現在も活動中みたいです。 |
1985年 2nd アルバム |
Futile Combat 2nd を聴いてみました。もう何つーか、バンシーズのフォロワー全開な勢いで、とりあえず管理人的にはツカミは OK 。イギリスっぽい音だな〜。不安感を煽るギターサウンドやコード進行といい、ベースの感触といい、バンシーズの 4th 『 Juju 』 の頃にソックリで、アン・マリーのボーカルも存在感こそ劣るも完全スージー系ボイス。さすがに本家と比べると楽曲の出来がやや単調で、呪いのパワーも半分くらいですが、この人たちは至るところでサックスの音色をフィーチャーしていて、これが以外とポジパンサウンドにマッチしてるんですね。あと荒削りでパンキッシュな疾走感もグッド。まあしかし、これだけバンシーズに似ていると、ブームの終焉とともに二番煎じ扱いされて、時代の徒花で終わった感は否めませんなあ。 |
注目曲 : #2 「 Move 」 のっけからサックスのキャッチーなメロディーが炸裂して、中盤もサックスのソロが冴え渡る佳曲です。 |
2nd アルバムに収録のバンドの代表曲 「 Promised Land 」。これはポストパンク好きのツボを確実についてきます。ギターがカッコイイ。この頃のアン・マリーは鶏のトサカみたいな真っ赤っかな髪がトレードマーク。 ちなみにバンド名の 「 Skeletal Family 」 は同名のデビッド・ボウイの曲に由来します。 |