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Skylark


 B級メタル大国イタリアから現れたメロディック・スピード・メタルの最終兵器。 キーボード奏者のエディ・アントニーニを中心に、クラシック音楽とヘヴィメタルの理想的な融合(笑)を目指して1994年に結成。 メロディーの 「クサさ」 とエロいジャケ絵を武器に一部のマニアたちの熱烈な支持を集め、 某掲示板でも、お勧めのアルバムは? 「スカイラーク全部!」 が流行語となるなど、 一大センセーションを巻き起こしました。 しかし何を血迷ったか、2004年には本職はファッション・モデルという素人ボーカリストのキアラ嬢がバンドに加入。 そのあまりのド下手歌唱と萌え系ルックス(実際そうでもないよ)がこれまた話題を呼びました。 2005年の3回目の来日時には秋葉原でサイン会を行うなど策略的にネット文化との接近を図り、アキバ系萌えメタルとしての地位を不動のものにした彼ら。 しかし最近はネタになる機会もめっきり減ってしまいましたねえ。

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2005年
7th アルバム
Fairytales

 初回限定盤には、な、なんと、キアラたんの水着トレーディングカードが付いてくる!とかいう嬉しいサービスが神話級の 7th アルバム。 管理人の場合は雨さんから音源をいただきました、感謝。(名前出してすまん笑 > 雨さん)  いや、実際聴いてみるとツッコミ待ちというか、ネタ以外何ものでもない失笑キモスピの連続でイイですなあ! 高音部で魅せるキアラたんの豪快な外しっぷりといい、 人差し指奏法が繰り出すハープシコード&ピアノ音の玩具レベルのショボさ加減といい、 劣悪プロダクションが生み出すギターサウンドのスカスカ隙間っぷりといい、 それでいてそんな弱点をものともせず、メロスピ魂全開でツーバスドコドコやりながら勇者のように疾走する潔さには深い感動すら覚えます。 クラシカルな要素が強いメロディーに関しても、脳内再生指数がなかなか高くて侮れません。 んでもって、日本盤ボートラには 「 Mt. Fuji 」 なる曲も収録。これも聴いてみたかったな。
 このアルバムはハイパーソニックメタル DragonForce や森宴会メタル Korpiklaani 、 あとバトルメタル Turisas らと並んで一家に一枚必携のアイテムです。 涙を流しながらガッツポーズすること請け合いなので、是非聴きましょう。
注目曲 : #6 「 Moonlight Shadow 」
 個人的ベストトラックは、全部。でも強いて言えばこれ。メロディーが良いのと、場違い的に飛び出す男声ボーカルのデス声が決定打・・・と思ったら、これマイク・オールドフィールドというプログレ・ミュージシャンのカバー曲だった。