1999年 1st アルバム |
Wisconsin Death Trip 50万枚以上のセールスを記録した 1st アルバム。打ち込みビートやサンプリングなど、全編にプログラミングを施したへヴィロックですが、 「インダストリアル・メタル」 というよりは 「サイバー・ロック」 という表現の方が相応しい感じ。 ザラザラと無機的な質感が近未来的な空気を醸し出しています。リズム感はテクノ・ダンス方面に寄っているので、 ギターリフはヘヴィながらも、常に軽やかでダンサブルな印象。ボーカルは気張りまくりで、特に高速シャウトの部分なんか抜群のカッコよさ。 たまにデス声を使ってもまた良い。この攻撃力と躍動感の絶妙な共存こそがバンドのセールスポイントですな。 難点は・・・アルバムの後半は楽曲のマンネリ気味で、さすがに聴いてて飽きてくる。 |
注目曲 : #2 「 I'm With Stupid 」 早口のAメロもノリノリのサビも申し分なし。けどまあ、サンプリングボイスはわざと臭くて寒い。 |
Machine 2000年末にギター&キーボード担当のコーイチ・フクダが脱退。 後任に元 Dope のギタリストを迎えて制作された 2nd アルバム。 今作もサイバー感満載のデジタルロックで、変化としてはダンサブルなリズム感がやや減退した代わりに、 サウンドは前作以上に強靭かつアグレッシヴ。ボーカルもパワーアップしてます。例の早口妙技は影を潜めた感もありますが、 声質がデス声に一歩近づいてさらに迫力が出てきました。あの声で恐喝されたら素直に財布出します。楽曲の幅も幾らか広がった様子ですね。 まあしかし、このアルバムも展開が一本調子なのは否めません。やっぱり後半がダレるなー。したがって、評価はどっこいどっこいか。 |
2001年 2nd アルバム |
注目曲 : #2 「 Get To The Gone 」 1曲目は遊園地のように能天気な SE ですが、2曲目でいきなり 「ガーッ、ゥワ――!!!」 と絶叫、すっげぇ圧倒されます。ここまでの流れは無敵。しかし残念ながら、この曲に尽きますね(笑) |