90年代に活動した、米国デスロックの都カリフォルニア出身のダークウェイブ系ユニット。 あまり詳細は分からんのですが、メンバーは作曲を担うスーザンとボーカルのティナの女性2人が中心で、 この他に男性のバック・ミュージシャンが数人いる様子。 スーザンもティナも暗黒仮装パーティーから出てきたようなルックスで、米国のゴス・シーンではそれなりに影響力があったんじゃないでしょうか。 |
1995年 1st アルバム |
Serpentine Gallery こちら 1st アルバムは、彼女たちの作品の中でも最もダークサイドに寄った一枚。 地味にギターノイズをまとった打ち込みサウンドをシンセ音で鬱紫色に染め上げつつ、 曲によってはニューウェイヴ or アコースティック風情を交えて展開する (チープな) インダストリアル・ゴシック・ロック。その音像は、 Cocteau Twins の 1st と Nine Inch Nails の 1st を足して2で割ったような・・・と言えば近からずとも遠からずで、 管理人的にもかな〜り美味しい塩梅です。ある意味、女性版 Skinny Puppy (の初期) とも言えるかも。 その上、#7 「 Doll House 」 などで顕著な生気を失ったような確信犯的なメロディーセンスが、 蝋人形館に出没するオバケさながらの不気味さを醸し出していて、ナイス個性。 その反面、こんなタルいメロディーをボーカルが抑揚乏しく歌い上げ、 しかも全編ほぼスローテンポで進むので、アルバム全体として単調な感じがするのは仕方ないところ。 まあ逆に、このタルさが気に入れば、どっぷり浸れます。 |
注目曲 : #9 「 Gutter Glitter 」 曲の後半がかの有名な童謡 「ロンドン橋」 のカバー(?)になってます。でも短調に変わっていてスゲー暗い(笑) みなさんも試しに口ずさんでみましょう。(暗い暗い) |