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The Cult


 イアン・アストベリー率いる英国のロックバンド。前身のバンド Southern Death Cult → Death Cult を経て84年にデビューした当初はポジティヴ・パンクの面影を残していましたが、徐々にハードロック化が進行し、リック・ルービンがプロデュースした 3rd アルバムはアメリカでも大ヒット。そんな彼らも、90年代に入るとオルタナ/グランジ世代の波に押されて95年に一旦解散しますが、2000年に再結成。新作も順調にリリースし続けています。

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1984年
1st アルバム
Dreamtime

 The Cult 名義での 1st アルバム。後にハードロック系に転身してしまう彼らですが、このアルバムではまだゴシカルな陰影を十分引きずっていて、音楽的はポジパン70%、ハードロック30%てな塩梅。ギター音はシスターズやミッションよりは音圧高めですが、バウハウスほどガリガリ歪んではいません。メロディーに関しても、シスターズやミッションほど泣いてはいないけど、バウハウスみたいな冷めた退廃性はなく、もっと熱い歌メロが堪能できます。イアン・アストベリーのボーカルは張りのある甲高い声で、このジャンルにしては(笑)なかなかの歌唱力。高音部を出してもシスターズみたいにダサくなりませんよ。以上、好き勝手にポジパン比較論。ドラムにはどこか野性味も感じさせ、疾走曲も適度に用意された良作アルバム・・・なはずなのに、何かが不足している気がする・・・。やっぱり少し古めかしいのかなあ。
注目曲 : #1 「 Spirit Walker 」
 ノリノリの疾走感が楽しい初期の名シングル曲。ウィーン ウィーンてなギターリフがカッコイイ。

Love

 準備中


1985年
2nd アルバム
注目曲 :
 



1987年
3rd アルバム
Electric

 プロデューサーに鬼才リック・ルービンを起用し、本格的にアメリカ進出を試みた 3rd アルバム。しかしこれ、2nd アルバムを飛び越えて 1st → 3rd という風に手を出すと、見事なまでの豹変ぶりに面食らいます。モヤモヤが吹っ切れたかのように見事にハードロックしていらっしゃる。ボーカルも「ワォ!」とか「イエァ!」とか吼えまくりだし、歌メロも王道ラインというか、もとい、大味になってるし。ギターサウンドも装飾的で、それっぽくイメチェン。初期のゴスの要素を頑張って探そうにも、どこにも見出せません。言われなきゃイギリスのバンドだなんて気づきませんよ。少なくとも私には分かりません。さすがに陰影ブリテン王国出身だけあって、そこまで享楽的でなく保守系ハードロック勢と比べると全然辛口だとは思いますが、アメリカ人に訴えかけるには十分な華やかさと明快さ。まあ、その甲斐あってバンドはアメリカで一躍スターダムの座を射止め、Guns N' Roses らと並んで革新派ハードロック勢の仲間入りを果たしたようです。こういうケースは稀有ですね。
注目曲 : #6 「 Bad Fun 」
 サビの早弾きギターが印象的なノリノリ高速トラック。時にはブルージーな一面を覗かせたりも。

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Beyond Good And Evil

 95年に一度解散した後の再結成第一弾アルバム。古参のファンにとっては嬉しい帰還でしょう。管理人は 3rd 以降がスカスカ抜けてるのでアレなんですが(笑)、とりあえず燃え滾るようにロックしてます。カッコイイ。80年代のアメリカンなハードロックとは別物だし、かといって最近のモダンヘヴィネスほど濁ってもいません。いわゆるヘヴィメタルとも全然違う。強力なリフ、豪快なボーカル、勇ましい歌メロ、んでもってパンクっ気もある。時々ポジパン時代の名残も見え隠れ。そんな感じのカルト流モダン・ハードロックです。楽曲はどれも正攻法な盛り上がり方で、斬新さや意外性には乏しいけど、全曲クオリティ高いし、後半もテンションが落ちないので、最後まで気持ちよく聴かせてくれます。スカッとするぜぃ。


2001年
7th アルバム
注目曲 : #6 「 Nico 」
 伝説の歌姫 Nico に捧げるパワーバラード曲。メジャーコードで進む展開がこのアルバムではやや異色。