英国ロックの正統な継承者になるはずだったリヴァプール出身の4人組。 フロントマン、リー・メイヴァースの完璧主義者たる性格ゆえに(?) 未だに 2nd アルバムをリリースできずにいます。 |
1990年 1st アルバム |
The La's デビュー作であり、目下最新作というこのアルバム。気になってたので聴いてみました。ボートラ8曲も付いてらぁ。 んで、まあ何つーか罪の無いギターポップで、個人的には守備範囲外でした。スミマセン。スミスみたいに屈折&内省的ならイケるんだがね。 しかしクオリティは高い。純粋な美しさを持つメロディーに、豊かなハーモニー。万人に愛されそうなタイムレスな響き。 そこにはポストパンク的な実験色は弱く、むしろビートルズをはじめとするルーツ・ミュージックの背景色が見え隠れします。 エレキギターよりはアコギの比率が高いので、ネオアコ系として括っても差し支えなさそう。 ボーカルですが、高音部ではコールドプレイのクリス・マーティン並みに透明感のある奇麗な声を出すのに (特に #5 とか)、 中〜低音部では声がやや濁ったりもするんだな。まーそれは別に構わない。一発屋で終わるには惜しいバンドだと思います。 |
注目曲 : #5 「 There She Goes 」 バンドの代表曲。清潔感のある甘美なメロディー。オレ的に、これは洗濯用洗剤の CM ソング。 |