80年代 UK ニューロマンティクス系を代表するバンドの一つ。 初期はポストパンク的な色彩が強く、次第にエレポップ&メロディアス化していきました。 1stアルバムは1977年に発表していますが、このバンドはパンク・ムーヴメントが沸き起こるずっと前から活動していたんですね。 バンドは1987年に一旦解散して、1992年から1996年まで再結成。 |
1984年 コンピレーション盤 |
The Collection 第2代ヴォーカリストのミッジ・ユーロ加入後の 4th 〜 7th アルバムからの曲を集めた黄金期ウルトラヴォックスのベスト盤。 ジャケがいかにもニューロマ的。アートワーク内の長方形の写真にメンバーの顔がカッコよく写っていたら、それはニューロマです(根拠なし)。 この文章を書いている時点では初期の音源は未聴なので何とも言えませんが、とにかく懐かしい感じですね(笑) 基本的なサウンドはシンセをペコンペコン、フワフワと鳴らしまくるテクノポップで、ドラムはたぶん全部生ドラム。 ポストパンク上がりゆえか、曲によってはギターも存在感ある仕事をしてるし、疾走感もそこそこあります。 そして何より、@ キャッチー A メロディアス B エモーショナル (≒ クサイ) と三拍子揃ったミッジ・ユーロの哀愁歌メロ。 初代ヴォーカルはもう少しサッパリした歌唱法だったそうですが、この人は感情こめこめでござんす。 つーか、ポストパンク色が抜けすぎちゃった収録曲の 1/3 くらいは、もうリアルに「歌謡曲」の域(この辺は私もさすがにキツイです/笑)。 キリング・ジョークのストイックさに物足りなさを感じた日には、甘いタレがたっぷりかかったニューロマ・ポップをコッソリほおばりましょう。 |
注目曲 : #2 「 Hymn 」 哀愁を湛えまくったキャッチーなサビメロが脳内リピート必至、必死にかき消す系楽曲(汗) 最後のサビはキーが半音上がってクサさ100点満点。あれーこんな音楽オレ的に守備範囲だったっけぇ?てな勢いで、これはハマリマス。 |