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今年もラウドパーク行って参りましたー! しかも2日間連続。昨年同様、雨さんと一緒での参戦です。 まあ今回は頑張って長々と書く気力も無いのですが、こうやって文章書こうとするそばから記憶が薄らいでいくのを実感する今日この頃ですので、
思い出の保存を主目的とした、自分のための記録として残すのであります。 そもそも管理人は当時石川県の金沢に住んでいた都合上、前日の寝台特急に乗って10月17日(ラウドパーク1日目)の朝に会場入りし、 翌18日(ラウドパーク2日目)の夜の寝台特急に乗って、翌日の明け方に金沢に戻ってそのまま仕事(キツイ)というプランを立てていたのです。 ・・・が、直前になって会社の人事異動が発表されて、管理人は19日から東京勤務になってしまいました(笑) なんたるタイミング。 でもおかげ様で、片道分の旅費は赴任費用として会社持ちだし、2日目の夜は電車の出発時間を気にすることなく、 最後までスレイヤーのアクトを見ることができたのでした。めでたしめでたし。 さて、昨年のラウドパークの会場はさいたまスーパーアリーナでしたが、今年は2006年の初回ラウドパークが行われた幕張メッセに会場を戻しての開催。 朝のJR京葉線の車内、舞浜駅でディズニーランドへ向かうと思しき群集が降りていくと、車内はにわかに黒服率が増加。 んでもって最寄の海浜幕張駅で電車のドアがパカッと開くや否や、一斉に黒Tシャツ軍団が飛び出す光景といったら、分かっちゃいるけどニヤリとさせられるよな〜。 (ちなみに、管理人の服装は昨年同様長袖の白いシャツで浮きまくり。) そんなこと考えながら、近くのコンビニで食料を調達、長蛇の列に並んでチケットとリストバンドを交換してもらった後、先に会場入りしていた雨さんと合流。 さあ、今日はどうやって動くかね?
これが1日目のタイムテーブル。会場が幕張メッセに戻り、ステージ数が従来の2つから3つに増えたので、ステージの時間帯が重なった場合はどのバンドを見るべきか・・・とあれこれ悩む楽しみも生まれるのです。 一応説明しておくと、ULTIMATE STAGE と BIG ROCK STAGE が隣り合うメインのステージで、 広場を挟んで反対側のエリアにやや小ぢんまりした SANCTUARY STAGE が配置されるという会場の構成。 広場には飲食物を販売する出店やレコード会社のブースがすらりと並び、 コンクリートの床には暴れ疲れたメタル戦士たちの死体がゴロゴロと転がることになります。 しっかし、直ぐ分かったことだが、幕張メッセは音響が悪いな。反響音か何か知らんが、ジリジリの高音ノイズで耳がオカシクなりそう。 ■ BLESSED BY A BROKEN HEART トップバッターはカナダ出身の若手のメタルコアバンド。 エッジの聞いたヘヴィサウンドとキラキラと懐かしい感じのキーボードを融合したスタイルは、 先陣を切るに相応しいアゲアゲなノリ全開。イケメンのボーカルはバク宙をかましたりで会場は一気にヒートアップ。 このバンドは管理人は代表曲 「 Move Your Body 」 1曲のみ知っていて、「 Move Your Body 」 1曲のために最後まで観ました。 ムビョバディ ム ム〜ビョバ〜ディ♪ てか、この曲やっぱりええわ〜(笑) 最後は観客サイドに投げ込まれたビーチボールがポンポンたくさん跳ね回ってまさにパーティモードでした。 ■ STEEL PANTHER 2番手は80年代ヘアメタルを体現した噂のパロディバンドの登場。穴空きスケスケのグラマラスな衣装に身を包み、長髪をなびかせてコテコテなパフォーマンスを繰り広げる彼らは、よーく見ると全っ然若くなかった(笑) でもそれが良い。あのおっさんボーカルも体型はブヨブヨだけど歌唱力は一級品だし、1曲目からピロピロと無駄に引っ張って観客の失笑を誘ったり、おバカなMCをかましたりと、ステージングはベテラン(?)ならでは実に場慣れしている印象でした。2曲目にやったキラーチューン 「 Asian Hooker 」 を聴いた後は、さすがにもういいかなって思えたので、雨さんと共に退散。 ■ LIV MOON クロークに荷物を預けて会場内をしばし散策した後 SANCTUARY STAGE に向かってみると、 この日のラウドパークがバンド結成のお披露目になるという、女性ボーカルをフィーチャーした日本のバンド LIV MOON のステージがちょうど始まるところ。 音楽的には Nightwish と 『 オペラ座の怪人 』 を融合したような "劇メタル" とでもいうべき内容で、 あの女性ボーカルは宝塚出身というだけあって、歌唱力はプロのもの。なんだか日本では新しそうなジャンルです。 この辺りでちょうどお昼になったので、OUTRAGE が放つ爆音を壁越しに浴びながらワイルドターキー&会津大トロマグロ丼を食らって腹ごしらえ。 それと雨さんの友人がオミエだったので、「はじめまして」 とか言いながら3人で若干のメタル談議。 しかし会場内はどこにいってもウルサイし、外に言っても音が漏れ漏れ。幕張メッセは何つーか、逃げ場がないのよね。 おかげで管理人は早くも疲れてきました。 ■ FIREBIRD Carcass のベーシストであるビル・スティアー氏のサイド・プロジェクト。この人、何気に2年連続来日。 古典的なブルースロックを下地としたサウンドに乗っかるビルの ■ HIROAKI TAGAWA 〜 LOUDNESS 〜 LED ZEPAGAIN 〜 DOKKEN この辺はササーっと傍観。盲目のギタリスト HIROAKI TAGAWA のバカテクっぷりに圧倒されつつ、 ドタキャン ACE FREHLEY の代役として急遽参戦となった LOUDNESS の大和メイデン魂っぷりにニヤリ。 レッド・ツェッペリンのコピーバンド LED ZEPAGAIN は動きもしっかり板に付いていたな。 人気曲 「 Rock and Roll 」 のサビの印象的な "Lonely lonely lonely lonely 〜" の部分は観客が大合唱で盛り上がり。 80年代を謳歌したハードロックバンド DOKKEN には興味が無かったのでよく分からんが、 あのボーカルは巣鴨の商店街で 「トンカツ2きれ200円安いよ」 とか言いそうな勢いでおばちゃん顔だった。 ■ ANTHRAX アンスラックス出ました! 実はラウドパーク1日目で個人的に一番楽しみにしていたバンドだったりするもんで、 この日唯一モッシュピットの最前線 (のちょっと手前) まで潜入してみました。 アンスラックスのアルバムは 2nd しか持ってなくて、しかも 2nd 収録曲は1つもやらなかったから知らん曲ばかりだったけど、 とりあえずスラッシーな縦ノリでノリノリになりながら、 スコット・イアンとジョン・ブッシュのツイン・スキンヘッズ率いる明るくコミカルなステージングを前に暴れまくって超楽しい楽しい。 メンバーは皆40代半ばとは思えない若々しさで、チャキチャキな NY ストリート・キッズがそのまま大人になったような佇まいには、 スラッシュ四天王の他のバンドにはない魅力を改めて実感しました。良かったわー。 ■ ARCH ENEMY もはやラウドパークのレギュラーバンドとして定着した感のある、マイケル兄弟率いるメロデスバンド。 外のブースでのサイン会の時からそうだけど (人だかりが出来ているから何かな?って背伸びして覗いてみたら、メンバーが5人座っていた)、 やっぱり彼らの人気は凄い。 いつものように黒服&腕章でお揃いのメンバーたちが放つ激情演歌メタルは、会場全体を焼き尽くす勢いで赤い爆音を轟かせ、 アンジェラ・ゴソウ姉さんもスゲー気合入りまくりでギャーギャー吼えてました。知ってる曲が沢山演奏されるのはやっぱり嬉しいもんです。 でも・・・何故かしら、アーク・エネミー初めて観るのに全然有り難味が無いのよねぇ。来日しすぎだからかしら? いや、オレ初めて観るのに・・・。 ■ MEGADETH 初日の残るバンドもあと2つ。( SANCTUARY STAGE の方は基本スルーでスミマセン。) 新作 『 Endgame 』 を引っさげたムステイン大佐のお出ましです。 意味ありげな表情で群集を左右じっくり見渡すムステインはさすがに貫禄がありまくり。 プレイした曲は 「 Hangar 18 」 のような古い名曲から最近の曲まで幅広く、 『 Endgame 』 からの新曲 「 Head Crusher 」 をやる前なんかは、 「サビの部分はこうやって合唱するんだよホラ」 ってな感じで、ムステイン先生が生徒たちに丁寧にレクチャーしていて面白かった。 ムステインは 「お前ら大人しい奴らだな」 みたいなことを英語言っていた気がするけど、 最後の方は "Peace Sells But Who's Buing?" のコーラスで大いに盛り上がり、会場が一体となった大満足のステージでした。 ■ JUDAS PRIEST 気が付けば ULTIMATE STAGE は工場地帯の風景を写した背景で演出され、 名盤 『 British Steel 』 の発売30周年を記念して、完全再現ツアーを行っている "メタルゴッド" が満を持して登場。 このアルバムはさすがに予習した甲斐あって、「 Breaking The Law 」 のサビや 「 United 」 のコーラスとか盛り上がるツボを心得ていて、 ライブならではの醍醐味を満喫。 ステージに立つロブ爺さんの姿は神々しかったけど、この人もうすぐ還暦だし声の方はさすがに衰えているだろうと高を括っていたら、全然甘かった。 ヤベーよこの爺さん、あのハイトーンボイスは尋常じゃねえ。 それでいてオリジナルはギターの音圧がスカスカだった楽曲群がちゃんと重厚にカッコよくなっていて素晴らしい。 あっという間に 『 British Steel 』 の全9曲が終了し、ここからは別アルバムの曲が演奏されるのですが、 管理人はですね、もう疲労困憊で足腰がガクガク、ダメでした。この時ばかりはアンコールの連続はちょっとした拷問になるので、 隣のエリアに退散してコンクリートの床にごろ寝して、死体安置所の構成物となる管理人(笑) 「ここ邪魔ですからー」 という警備員の声で目を覚ましたときには、ちょうど JUDAS PRIEST のステージと共にラウドパーク1日目が終了して、 帰途に着く大勢の観客の波が押し寄せてきました。 なんか、アンコールではロブ爺さんがハーレーに乗って現れたそうですよ。これは観たかったなー。 そんなこんなでオレ的に不完全燃焼で終わったラウパー初日、 雨さんと連れ立って予約していた千葉みなと駅前の東横インへと、疲れた体を休めに向かいました。明日もあるでな。 てか、2ヵ月前に予約しようと思い立ったときには、幕張周辺のマトモな宿はことごとく満室で、 黒服のメタラーたちが宿を占拠していると思うと、なんか凄い。用意周到だなあ。 |