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LOUD PARK 09 参戦記録


ラウドパーク1日目

 ラウドパーク09も後半戦に突入、2日目の始まりです。あれだけ爆音を浴びてヘトヘトになった割には朝の目覚めも爽快、コンディションは良好であります。 しかし、前日の夜から気付いてはいたんだが、例によって耳の奥が 「キーン」 って鳴ってるではないか。フッフッフ、一晩寝ても耳鳴りは治ってねーぜ。 いや、だって焦るわコレ、iPod で音小さめにして聴いてるつもりが、横にいる雨さんから 「ちょっと音漏れてるよ」 とか言われる始末。 うわー、聴覚障害になったら洒落にならん! そんな訳で、2日目は iPod 用のカナル型イヤホンを耳栓代わりに常時装着して大切な耳をいたわることにしました。遅せーよ。

ULTIMATE STAGE
BIG ROCK STAGE
SANCTUARY STAGE
  11:00 DEAD BY APRIL  
11:35 H.E.A.T  
  12:10 LAZARUS A.D. 12:00 CROSSFAITH 
12:55 HIBRIA   13:05 GALNERYUS
  13:45 HATEBREED
14:40 NAPALM DEATH   14:15 ROYAL HUNT
  15:35 PAPA ROACH 15:35 GOTTHARD 
16:30 FAIR WARNING   
  17:05 ANVIL
  17:40 CHILDREN OF BODOM 
18:55 ROB ZOMBIE  
20:20 SLAYER  

 2日目のタイムテーブルはこんな感じ。1日目とは違ってハードコア色の濃いバンドが多く、体力の消耗は予想できるし、 エンディングでゴロ寝してしまった前日の教訓もあるので、午前中はマッタリ観戦することに。

■ DEAD BY APRIL
 わらわらと群衆が集まり始めるライブエリアを前に、本日一発目のステージにはスウェーデン出身の DEAD BY APRIL が登場。 クリーンボイスとシャウトを使い分けるツインボーカル体制のスクリーモ・メタルな音楽性は、サビで繰り出す切ない美メロが印象的で、 それをヒンヤリ・キラキラとコーティングするシンセサイザーが全編で大活躍。ラップとかは無いけど、ちょっとリンキンっぽいなーとも思ったり。 ちょうどバンドの佇まいもイケメン揃い&モヒカン頭が目立つので、いわゆるメタル畑とは一線を画したパフォーマンスでした。

■ H.E.A.T
 続く H.E.A.T もスウェーデンからやってきた若手のバンド。こちらは80年代テイストを感じさせるメロディアス・ハードロックな音楽性。 年齢は管理人より明らかに若いのに、ヒゲ面&微妙に小太りな体型もあってどこかおっさんオーラを放つボーカル君は、 終始ニコニコ笑顔でポップなメロディーを歌い上げる和み系キャラ。 最初はあまり真剣に見る気はなかったけど、何だかんだでニコニコ笑顔につられて最後まで見てしまいました。 狂気や悪魔や死といったネガティブなモチーフが跋扈するラウドパークでは、こういう家族で楽しめそうなラヴ&ピース系のバンドは希少ですな。

■ HIBRIA
 お昼の腹ごしらえを優先してスラッシュメタルバンドの LAZARUS A.D. をさり気なくスルーしつつ、今度はブラジル出身の HIBRIA を観に再びライブエリアへ潜入。 正統派メタルとか評されるだけあって結構気になっていた彼ら。 今風のモダンとかハードコアといった要素を排して、正面から素手で闘いを挑むようなパワーメタルサウンドは、 ザクザクギターの熱気ほとばしる疾走エナジー全開でスペクタクル度マックス。 つーか、あの坊主頭の喉力は強すぎる! 奴はどう考えても 「押忍っ! オラ ヒブリア!」 とか言いながら元気玉投げてそうだよな、 とか無駄に考えながら熱血ブラジリアン達の気迫に圧倒されました。 あとどうでもいいけど、ステージのバックを飾ったアルバムジャケ 『 The Skull Collectors 』 のこっち見るハゲ男のエロ目がキモ過ぎると思うのはオレだけか。

■ HATEBREED
 ここで個人的に2日目特に楽しみにしていたバンドの一つ HATEBREED がいざ出陣ということで、 雨さんと別れて BIG ROCK STAGE を目指しモッシュピットの奥深くまで移動する管理人。よっしゃー暴れるぞ!!(笑) やっぱり所謂メタラーとはファン層が違って、回し蹴りとかウインドミルとかブチかますニュースクール系のパーカー野郎が多いんだろうな〜 とか考えながらむさ苦しい密集地帯を見回してみると、むしろ女性ファンが少なくないのが意外だったり。 んでもって黒帽子、黒Tシャツ、短パンで揃えたいつもの格好でメンバーが現れて、 のっけから 「デストローイ!エヴリスィーング!」 てな勢いでお馴染みキラートラックが炸裂し、 それに合わせてぴょんぴょん飛び跳ねるオーディエンスの黒い波が自然発生。 やべー楽しすぎる!とかいって管理人もぴょんぴょんやり始めたら、なんと、 胸ポケットに入れてあった iPod Touch 32GB が宙に飛び出してコンクリ床に派手に墜落するという緊急事態発生(笑)  うわぁあぁぁ!オレの iPod まで一緒にデストローイされちゃったらマジで洒落にならんよー、 みんな踏まないで! あわわわわ!! とかやりながらわが子を救う勢いで iPod を拾い上げる管理人。 結局本体は無事だったけど、イヤホンの延長コードが付け根に致命的なダメージを負ってしまったんだな。 まあそんな余談はさておき、続く 「 Straight To Your Face 」 も例の合唱がビシッと決まってカッコよく、 そのまま 「 Proven 」 で畳み掛ける展開も圧巻の一言。特に爆音でズガンズガンゆってるドラムの音が好きだったな〜。 ともあれ、後で知ったことには、この日彼らは自分たちの楽器が会場に届かないというトラブルに見舞われ、 スレイヤーとか別バンドのメンバーから全部借りて演奏したらしい。 おかげでセットリストを幾らか変更する羽目になったそうだけど、ファンは申し分なく盛り上がっていて、 そんな裏事情は全く感じさせない貫禄のステージでした。

■ NAPALM DEATH
 エクストリーム界の生ける伝説 Napalm Death がこの日早くも登場。 先立って HATEBREED の終盤の方でポジション移動を始めた管理人は ULTIMATE STAGE の目の前でスタンバイ完了。 フッフッフ、何だかんだで一番見たかったバンドなもんでね。 モッシュピットは本日一番の人口密度となって蒸し返す中、メンバー4人がステージに現われて普通に準備とか始め出す。 しかし、新作の1曲目のイントロが鳴り出すや否や、やっぱり普通じゃねぇー。 「待ってました」 とばかりにオーディエンスがにわかに暴徒と化し、押すな押すなの人体飛び交う地獄絵巻を体現。 で、管理人はというと、ちょっとサイドに流れて、たまにサークルピットの流れ弾が飛んでくるぐらいの比較的安全なポジションをキープ。 2曲目以降は何を演奏してるのかサッパリ分からなかったことはこの際どうでも良くて (例の1秒の曲はやったけど)、とにかく壮絶なステージに見入ってました。 ボーカルのマークなんか、曲間の水分補給にミネラルウォーターを飲んでいるときは、ぱっと見風呂上りのおっちゃんだけど、 曲が始まると突如痙攣したように頭をブルブル震わせてステージ上をバタバタとのた打ち回る、あのギャップはまさにエクストリームだよなあ。 ボンバーヘッドなベーシストの巨漢っぷりもエクストリーム級だがな。 あと、ときどき 「ワギャー!!」 とか叫ぶギタリストと、ブラストビートをはじき出すドラムの尋常じゃない手数、 そんな奴らのパフォーマンスを肌で体感できただけでこの日もうお腹いっぱいでした。・・・いやいや、ラウドパーク2日目まだこれからですけど。

■ GOTTHARD 〜 PAPA ROACH
 ナパーム・デスを終え、久々に雨さんと合流。 スイス出身のベテラン・ハードロックバンド GOTTHARD が登場する SANCTUARY STAGE に移動してみると、おお、既にファンが沢山駆けつけております。 この人気ぶりなら、メインステージの PAPA ROACH と交代した方が良いのでは?とか思いながら彼らの演奏を聴いた感想は、 「ボン・ジョビ mede in ゲルマン」 てな、大人のシブいメロディアス・サウンド。 白シャツを着た長身ボーカルの風貌がダンディーで、マイクスタンドを使ったパフォーマンスも板に付いたいたな。 そうはいいつつ、一応 PAPA ROACH 見たさに BIG ROCK STAGE を覗いてみると、ちょうど彼ら最大のヒット曲 「 Scars 」 の演奏がスタートするところ。 爽快なノリのアメリカン・ロックンロールを堪能しつつも、やっぱり GOTTHARD を最後まで見ることにして SANCTUARY STAGE に戻ってみると、 ダンディーなボーカルがいつの間にか黒のタンクトップ姿になっていてカッコイイ。 観客の数も段々増えてきて、エンディングでの会場の一体感は素晴らしいものがありました。

■ FAIR WARNING
 再びメインステージに戻って、メロディアス・ハードの最高峰とかいわれる FAIR WARNING を観ましたが、 申し訳ないことに今となっては彼らのパフォーマンス内容を殆ど思い出すことができません(汗)  確か途中から会場の外へ買出しに行っていた気が・・・。 あ、あと映画の方でお馴染みの ANVIL も結局スルーだったなあ。噂ではなかなかおバカな魅力全開のステージだったそうですが。

■ CHILDREN OF BODOM
 そろそろチルボドが始まるぞ〜という訳で、買出しから戻ってきて会場のトイレで用を足していると、 壁越しに聞き覚えのあるキーボードのリロリロ音、「 Living Dead Beat 」 のイントロがもう鳴り始めてるではないか。 急いで駆けつけてみると、おぉ〜生アレキシ様だ〜!と遠くから拝みながらミーハー心が踊る踊る(笑)  全体としては割かし淡々と楽曲をプレイしていた印象だったけど、それでもファンの盛り上がりは凄い。意外にもサークルピットが2つくらい出来てたし。 ラストの 「 Downfall 」 からアンコールの 「 Hate Crew Deathroll 」 へとなだれ込む勢いも流石。 まあ欲を言えば、ブリトニー・スピアーズとかのカバー曲もジョークでやって欲しかったなー。

■ ROB ZOMBIE
 ラウドパーク09も残すバンドもあと2つ。 ROB ZOMBIE は実にホワゾン時代以来15年ぶりの来日ということで、今年のラウドパーク会場にはゾンビガールなファッションの女性ファンも多かったなあ。 チルボドの後半あたりから隣のステージが気になっていたのですが、何やらテレビとか奇妙なモノがセッティングされているではありませんか。 ビジュアル演出の手の込みようは、さすが近年はホラー映画の監督として活躍するだけあります。 会場全体が怪しい雰囲気で高まり、満を持して不気味なマスクをかぶった ROB ZOMBIE が床からプシューって登場。 一方、背後のモニターからはエログロ系のアニメーションや古典ホラー映画のシーンがオーディエンスを洗脳するかのように流れ出し、 さらに中盤では張りぼてか気ぐるみか知らんけど、巨大な怪獣くんがステージに乱入してきて、なかなか飽きさせません。 肝心の音楽の方は 「 Super-Charger Heaven 」 みたいなホワゾン時代の曲もちゃっかりプレイ。 個人的には 「 Dead Girl Superstar 」 をやらなかったのがちと残念だったなあ。あの曲好きなのに。 まあ ROB ZOMBIE はもともと曲が基本的に単調なので(失礼)、後半の方は明らかにダレてきたし、 あのシアトリカルなパフォーマンスも会場全体を惹きつけるにはマニアック過ぎるので、後ろの方で座っていた観客は楽しめたのだろうか? それでもラストは ROB ZOMBIE 自ら 「ゾンビ!ゾンビ!」 のコールで牽引、半ば無理やり会場を盛り上げて幕を閉じました。 なんだかなあ(笑)・・・とは思いつつ、それなりに得した気分ですよ。

■ SLAYER
 今年のラウドパークの大トリは、06年以来2度目の出演となるスラッシュメタルの帝王 SLAYER でございます。 「遂にここまで来たかー」 という達成感と、「もうこれで終わりかー」 という名残惜しさが交錯する中、 メンバーが現れたときのオーディエンスの革命のような盛り上がりときたら、あれは半端じゃねえですよ。 初っ端から新曲 「 World Painted Blood 」 が飛び出し、そのまま真っ赤に染まったステージからは スラッシーなカミソリギターと2ビートで刻むドラムの斬鉄が拷問のように絶え間なく打ち込まれ、有無を言わさぬ圧倒的なブルータリティにただ平伏すのみ。 トム・アラヤのガラガラ声は万全のコンディションではなかったとは思うけど、 それでも粘り強く1時間40分に渡って会場に爆音を轟かせ、帝王たる彼らの実力を見せ付けてくれました。 てか、管理人は前日同様足腰がガクガクで限界だったので、スレイヤーの時は終始コンクリ床にベタ座りしてました。体力無いよな〜。

 そんなこんなで終わった今年のラウドパーク、とにかく参戦できて良かったです。2日連続はキツイという教訓はあったけっど、来年も参戦するんだろうな〜オレ。 願わくば、来年は2ステージ制でもいいので、イス席が多いさいたまスーパーアリーナに会場を戻して欲しいと思いつつ、 2ヶ月以上引っ張って薄れゆくライブの記憶を何とか形に残せて一安心。


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